はじめに
そういえば10月も残り1週間を切っていますね。皆様はどうお過ごしですか?私は最近室内で出来るダイエットと筋トレを始めました。色々なやり方や種類があって色々試そうと思います。
また最近のニュースでは結婚の報告や自然災害・選挙などが挙がってきています。私的には時短営業解除されるのが喜ばしい事だなと思う反面今後の事を考えると怖かったりします。
さて世の中とは異なる楽しいことを扱おうと思い記事内容を考えた時にこちらを選ぶ事にしました。シリーズ記事第2弾という事で前回紹介したドラゴンクエスト作品について軽く紹介した後、本題に入ろうと思います。最後までお付き合い下さい。
前回紹介したドラクエについて
前回紹介した作品は『ドラゴンクエストⅢドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』となります。登場するⅢ主人公は今回紹介するⅠ主人公のご先祖さまであり、伝説の勇者ロトその人となります。ロトが仲間達と共に魔王や大魔王を討ち滅ぼし、今回の舞台である大陸アレフガルドに光をもたらしました。Ⅰの物語はロトの死後、数百年経過した話になります。
勇者ロトについてはドラゴンクエストⅢをプレイしていただければ分かると思います。また今作にも出てくるロトの剣、ロトの鎧、ロトのしるしはⅢ主人公が使っていたものとされています。
また前回紹介したドラゴンクエストⅢ記事のリンクを貼っていますのでそちらも見ていただけたら嬉しいです。次からドラゴンクエストⅠの紹介に入ろうと思います。
ドラゴンクエストⅠについて
改めて紹介するソフトはこちら『ドラゴンクエスト』(呼び方はドラゴンクエストⅠ)発売日は 1986年5月27日(火)となります。
キャッチコピーは「今、新しい伝説が生まれようとしている」です。
エニックス(現在のスクエア・エニックス)より発売されたファミリーコンピュータ(FC)用ロールプレイングゲーム(RPGソフト)となります。ドラゴンクエストシリーズ第1作です。脚本・ゲームデザインは堀井雄二、キャラクターデザインは鳥山明、音楽はすぎやまこういちが担当しました。
1980年代に発売されたにも関わらず、2000年以降もリメイク版が発売されているタイトルになります。2019年9月27日(月)にはNintendo Switch版が日本、アメリカ、ヨーロッパ同日にダウンロード配信されています。
ドラゴンクエストの基礎となる作品でここから様々な呪文やモンスター・システムなどがうまれました。当時アクションゲームが主流だったFCソフトが多い中、ロールプレイングゲームを分かりやすく、また誰でも操作出来るようにした作品でもあります。
発売から32年を迎えた2018年には、本作の発売日である「5月27日」が日本記念日協会から「ドラゴンクエストの日」と認定されました。
容量の関係や最初の作品という事もあり少しスムーズに進行しない部分などもあります。ただその点はリメイク版で修正や機能が追加されより遊びやすくなっています。
次からはドラゴンクエストⅠのお話について紹介します。
ストーリー
遡ること数百年前、かつてアレフガルドは、大魔王の手によって闇に閉ざされていた。しかしその時代に終止符を打つ勇者が現れた。彼の者の名はロト、仲間と共に苦難を乗越え世界に平和をもたらした。その後大魔王は伝説の勇者ロトによって倒され、魔物たちも光の玉によって封印されることとなり平和な時代が続いていた。それから年月が経ち、ラダトームの王であるラルス16世がアレフガルドを治める時代に再び邪悪な者が現れた。その名は「竜王」。かの者はローラ姫と光の玉を奪ってしまう。その結果アレフガルドは再び魔物の徘徊する世界となってしまった。幾度も竜王に戦いを挑もうと勇士達が旅立って行った。しかし生きて帰ってきたものは誰一人いなかった。
誰もが竜王に屈してしまうと考えていた頃、予言者であるムツヘタは勇者ロトの血を引く者が必ず竜王を滅ぼすであろうと予言を残す。そして予言どおり、ロトの血を引く勇者がラタドームを訪れることになる。王様にどこかに幽閉された姫の救出と竜王を倒し、平和を取り戻すよう頼まれた勇者は、竜王の城を目指し一人旅立つ事となる。
①ロト伝説2つ目の話
ドラゴンクエストシリーズはナンバリング作品だけでXⅡまでありますが、特にドラゴンクエストⅠ、Ⅱ、Ⅲをまとめてロトシリーズ(ロト三部作)と呼ばれています。3作品とも時系列になっておりⅢ→Ⅰ→Ⅱの順番の物語になっています。勇者ロトの子孫であるⅠの主人公が後にドラゴンクエストⅡ主人公達の祖先として勇者後は受け継がれていきます。
②ドラゴンクエストのお約束が誕生
ドラゴンクエストの始まりの作品であり、ここからシステムなどがドラゴンクエスト以外のRPG作品にも引き継がれていたりします。「ゆうべはお楽しみでしたね」はドラゴンクエストⅠの宿屋の主人の発言が元となっています。この他にもドラゴンクエストⅠ・Ⅱは様々なお約束が誕生した作品になっています。
ここまでストーリーに関してまとめてみました。ドラゴンクエストⅠは他の作品より自由度が高く、必要最低限のアイテムさえ入手すれば竜王に挑む事が可能になります。ただ比較的モンスターのレベルが高く、地域が変わる事に強敵揃いになる場合も多いです。次はゲームシステムについて紹介します。
ゲームシステム・遊び方について
①ゲームシステム
スタート地点であるラダトームの城から出ると、物語舞台の世界全体を表すフィールドマップへと切り替わります。フィールドでは基本主人公を上下左右に移動となり、進む方へキャラクターが体を向けることはありません。また地形はFCの描画機能に合わせてマス形式になっており、マッピングがしやすくなっているほか、主人公の移動単位もこのマスに合わせられています。
フィールドマップ上では、ラダトームから離れるにつれて、出現するモンスターが強くなっていきます。森や山地では草原より遭遇率が高くなります。方角は現実の地図と同じく上が北を表しています。移動手段は徒歩のみです。例外としてキメラのつばさやルーラの呪文を使うとラダトームの城の前まで一気に戻ることが出来ます。
②戦闘
フィールドマップやダンジョンを歩いていると、ランダムエンカウント方式によって一定確率でモンスターとの戦闘が発生します。戦闘は主人公と相手は必ず交互に行動していき、どちらかのHPが0になるか逃げるまで戦いを続けます。不意打ち(ドラゴンクエストでは確率で相手からのスタートがあります)受けない限りは必ず主人公の先攻となります。主人公の番になると「コマンド?」と表示され、コマンドを選択して主人公の行動を選び交互に戦うことになります。戦闘コマンドは以下4つで
- たたかう : 素手や武器で相手に物理ダメージを与えるコマンド。一定確率で、相手の守備力を無視して大ダメージを与える会心の一撃になります。
- じゅもん : 魔法の呪文を唱えるコマンド。使えるのは相手に放つ戦闘用の呪文と自分自身に使う回復呪文のみ(攻撃力や守備力には左右されないが、相手によっては効かないことがあります)
- にげる : 戦わずに戦闘終了するコマンド。必ず成功ではなく、失敗した場合相手のターンになります。
- どうぐ: 道具を使うコマンド。「じゅもん」同様、戦闘に関係の無いものは選択出来ない
モンスター側も主人公と同様に通常攻撃や呪文などを使ってきます。中には敵側にしか使えない特殊攻撃としてくるタイプもいます。自分のレベルがモンスター側より高くなると一定確率で逃げるようになります。
戦闘の結果、勝利するとモンスターに応じた経験値とゴールドを獲得出来ます。敗北した場合はゲームオーバーではなく、ラダトームの城に強制送還され、所持ゴールドは半減します。ただ経験値やアイテムは失わずに冒険を再開出来ます。
特にここが特徴的
①シリーズ内唯一の一人旅
ドラゴンクエストⅠ独自の要素は多いですが1番特徴なのは主人公だけで世界を旅する点です。ドラゴンクエストと言ったら仲間のイメージが強いですが他の作品と違い、誰一人引連れることなく勇者は竜王を倒すことになります。主人公は男性なので女性装備や職業などもなかったりします。
②ふっかつのじゅもん
ふっかつのじゅもんは冒険の書が登場する以前のFC版ドラゴンクエストⅠ、Ⅱで採用されていたコンティニュー方式です。分かりやすく説明すると「パスワード」の事を指しています。長さは20文字の固定で、「5文字・7文字・5文字・3文字」の区切りと決まっています。基本的に復活の呪文はラダトームの城でラルス16世から聞く事になります。ゲーム終了後再度ふっかつのじゅもんを打ち込む事で続きから再開することが出来ます。
再開すること以外にも決まっている固有のパターンを入力する事で主人公のレベルやステータスを変動させたまま冒険を始めることが出来ます。
③コマンド、アイテム
ドラゴンクエストⅠではフィールド・町中でAボタンでコマンドウィンドウを開き、コマンドを選択することで様々なことができるようになっています。また立ち止まっているとステータスウィンドウが自動的に表示されています。
コマンドは
- はなす:隣接したNPCの話を聞く事が出来ます。「はなす」に続いて相手がいる方角を選ぶ。
- じゅもん:覚えている魔法の呪文の中から一つ選び、唱える事が出来ます。
- つよさ:各種ステータスと使用中の武器・鎧・盾を表示します。
- どうぐ:持っている道具を表示し、使いたいものを選んで使う事が出来ます。
- かいだん:足元にある階段を昇り降りする事が出来ます。
- しらべる:足元を調べ、アイテムがあれば入手する事が出来ます。宝箱は開けられない。
- とびら:かぎを1つ消費して隣接した扉を開ける事が出来ます。
- とる:足元の宝箱を開け、中身を取得することが出来ます。
となります。後のⅡでは修正や改良され最新作に近い作りになっています。
③聖水屋、鍵屋
ドラゴンクエストⅠのみにしかないお店です。基本的に扉を開ける鍵は1回しか使えなかったので別枠で管理されていました。鍵の種類もないのでたくさんの鍵が必要でした。大陸のある場所で鍵屋があります。またⅡ以降では道具屋で売られている聖水も専門のお店があり特徴的でした。
④リメイクについて
リメイク作品についての基本情報はFC版以外の以下の通りになっています。
タイトル | ハード | 発売日 | 備考 |
ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ | SFC版(スーパーファミコン) | 1993年12月18日 | リメイク版(売上本数約120万本) |
ゲームボーイ ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ | GB版(ゲームボーイ) | 1999年9月23日 | リメイク版(売上本数約76万本) |
ドラゴンクエストⅠ完全版 | ガラケー版/iアプリ(NTTドコモのアプリケーション) | 2004年3月1日 | リメイク版 |
ドラゴンクエストEZ | ガラケー版/EZアプリ(KDDIのアプリケーション) | 2004年8月19日 | リメイク版 |
ドラゴンクエストⅠ完全版 | ガラケー版/Vアプリ(ボーダフォンのアプリケーション) | 2006年7月3日 | リメイク版 |
ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストⅠ・Ⅱ・Ⅲ | Wii版(周年記念作品) | 2011年9月15日 | リメイク版(売上本数40万本超え) |
ドラゴンクエスト | スマホ版(Android、iOS) | 2013年11月28日 | リメイク版(350万無料ダウンロード) |
ドラゴンクエスト | 3DS版(ニンテンドー3DS)、PS4版(プレイステーション4) | 2017年8月10日 | リメイク版 |
ドラゴンクエスト | NS版(Nintendo Switch) | 2019年9月27日 | リメイク版 |
こちらも他作品同様にリメイクされる数が多い作品になっています。他の作品と異なる点はⅠと他ナンバリング(Ⅰ、Ⅱがセットなど)が1つのソフトで遊べる仕様になることが多いです。またⅢみたいな大きな追加要素は少ないですが、そちらに関しては次にまとめて紹介します。
ここが追加要素
①ふっかつのじゅもんの廃止
FC版以外ではふっかつのじゅもんシステムは廃止されています。その理由はカセットに内蔵されている電池を使ってセーブを行う「バッテリーバックアップシステム」の登場で大量の情報を格納できるようになったのでSFC(スーパーファミコン)版以降は最新作でも使われている冒険の書システムが使われています。
②種、木の実の追加
SFCから追加された要素で「ちからのたね」「すばやさのたね」「まもりのたね」「いのちのきのみ」「ふしぎなきのみ」の5種類が登場します。それぞれ使用するとステータスを上昇します。他のナンバリングでも登場します。
③ボタン一発で会話や調査ができる「べんりボタン」機能、預かり所の追加
対象を選択すると使う事がが出来る「べんりボタン」他ナンバリングからの導入になりますが、毎回決まったコマンドを選ばないといけないドラゴンクエストⅠでは画期的でした。また持てる個数がとても少ない今作ではアイテムの管理が大変でした。なのでリメイクからはアイテムを預けれる預かり所が追加されました。
他にも自動セーブやグラフィックの変化、NPCの台詞の追加などFCと比べてたくさんの追加、変更点が増えています。
ここまで追加要素をまとめてみました。他にもストーリーについての変更(大筋は変わっていません)や宝箱の調整などプレイヤーに分かりやすく、より遊んで貰えるよう工夫されています。
次回予告【初めてのパーティシステム】ドラゴンクエストⅡ
次紹介する作品はロトシリーズ最終作であり、初めてパーティー制が導入されたドラゴンクエストⅡを紹介します。ゲーム内に登場する3つの王国の話やⅠの主人公の子孫である3人の主人公や新システム乗り物の話などを分かりやすくまとめる予定です。
まとめ
感想
以上ドラゴンクエストⅠの紹介となります。今回も感想が長くなってしまったので2点にまとめ書きました。
①衝撃を与えた作品
私自身ドラゴンクエストⅠに関して触れた時期が遅く、他ナンバリングをプレイしてからやっていました。FC版は触ったことはなくSFC版からになりますがそれでも衝撃が走りました。アイテムの制限や使い切りな所や、橋を渡ったあとのモンスターの強さが異常じゃなかった事を覚えています。特に仲間もいないドラゴンクエストⅠをやったからこそ装備やレベル上げをより重視するようになり、色々と時間をかけてプレイするようになりました。
②勇者って何だろうと思っていた
どの作品をやっていても思うことですが特にこの作品では勇者って何だろうと考えさせられました。孤独ながらも沢山の苦難に挑み姫を救出し竜王を倒した主人公。自分一人だけで世界を救う事の重荷と期待を背負ってなお戦って幸せになったⅠの主人公は私のお気に入りのキャラクターだったりします。ゲームだけに限らずやはり誰かのために頑張る事は素敵だと思いました。
ドラゴンクエストⅠの紹介はここまでとなります。また他の記事を読んでいただけたら励みになります。ここまで読んでいただきありがとうございました!!
※今回紹介した作品に関わった方々につきまして一律敬称略とさせていただきました。
コメント