外は肌寒くなってきてますね。皆様お元気でしょうか。そろそろ関東でも紅葉が見れるようになりそうです。私の方は紅葉よりもお腹周りが怪しくなってきました。花より団子。つい食の誘惑に負けてしまいます。食べ過ぎが良くないと分かっていても私にとって本当に難しい話です。
食べることも好きですが読書も好きで累計にしたら相当の量を読んでいます。ジャンルや媒体も様々ですが最近はお手軽に読めるライトノベルが好きです。
そこで私の愛読書である『異世界食堂』について今回紹介したいと思います。ファンタジーが好きな方、料理が好きな方、そして新しい本を読みたい方。当てはまる方には必見です。色々とまとめていますので最後までお付き合い下さい。
概要
週に1日だけ異世界に繋がる不思議な料理店、無口な店主が作り出す料理はどれも絶品。今回の料理は一体何が出るやら…。
異世界食堂とは
ジャンル | ファンタジー、料理、グルメ |
著者 | 犬塚惇平(いぬずかじゅんぺい) |
イラスト | エナミカツミ |
出版社 | 主婦の友社 |
レーベル | ヒーロー文庫 |
掲載サイト | 小説家になろう |
アニメ化 | 1期・2019年7月-9月まで 2期・2021年10月-現在放送中(記事作成時点) |
巻数 | 既刊5巻(2021年9月時点) |
今回紹介する作品は『異世界食堂』です。こちら自体元々2013年1月4日より小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されています。その後に2015年2月より書籍化、主婦の友社から出版された作品です。人気は高く、2019年4月時点ではシリーズ累計発行部数が110万部を突破しています。2017年7月にテレビアニメ化しており、現在アニメ2期が放送中です。
基本的に1話完結の話で構成され、次のお話では違う内容となっています。この作品ではグランドホテル形式を採用しています。この方式は一つの大きな場所を舞台に様々な人間模様を持った人々が集まり、そこから物語が展開するものとなります。
そのため多くの登場人物が存在し、また違う話で再登場したりその前の話で仄めかされていた人物が主役となる話があったりなど、組み合わせ豊富な作品に仕上がっています。
現在5巻まで発売中で2021年10月29日に最新刊である6巻が発売予定です。
さて次から作品内容について紹介したいと思います。
あらすじ
オフィス街に程近い商店街の一角にある食堂。多数のテナントが入ったビルの地下一階。猫の絵が描かれた扉を開くと目的のお店「洋食のねこや」に辿り着く。創業五十年、オフィス街のサラリーマン相手に洋食屋でありながら洋食以外のメニューも豊富で味はお墨付きだがそれ以外は普通の食堂である。
しかし、「ねこや」には大きな秘密があり、毎週土曜日の店休日になると「ねこや」は裏の顔を魅せる。この日に訪れる客たちは普段と様子が異なり、生まれも、育ちも、種族もバラバラな人達が鈴の音を響かせながら入店してくる。
実は扉には魔法がかかっており、繋がった先は何と「異世界」だった。客たちは各地に散らばる扉を見つけ、ドヨウの日が訪れるのを待ち入店してくる。彼等が求めるのは、異世界では見たことも聞いたこともない料理ばかり。そして料理に魅了された者がお店の常連客となっていく。そんな絶品料理を作り出す店主がいる食堂を客たちは皆口を揃えて「異世界食堂」と呼んでいた。
主役は異世界の人々?!新たなファンタジー作品
ファンタジー作品に登場する主人公は様々な使命を持った人が務める場合が多かったりします。特に多いのが「勇者」や「賢者」や「冒険者」や変わったものだと「無職」などがあります。地球から異世界に送られる異世界転生などがライトノベルでは人気ジャンルだったりもします。魔法を使えて当然や異能など主人公にしかない能力設定などがあるパターンは少なくありません。
しかしこの作品はどれにもあてはまっておらず、主役は異世界の人々であり、ほぼ全話に登場する30代料理人独身のおじさんが店主として登場します。店主に関しては元々祖父である先代店主から店を受け継いだ2代目です。ただし店を継ぐ以前に高校時代中華料理屋で働き、大学生の時は喫茶店でアルバイトをしていたため、洋食だけでなく和食と中華料理更にデザートも作れるなど洋食以外も強い人です。戦闘能力とかは特になく、料理人です。
ファンタジー小説でありながら、店主は魔法はおろか異世界へは行ったこともありません。お話では魔法は登場しますがお店から出ない店主には関係ないことです。言語に関しては扉の魔法で翻訳してくれるので本人も分かっていない部分がありながらも1人で半分趣味として土曜日営業をしています。
異世界で広まるドヨウの日に開く幻の食堂
あらすじにも書いてますが異世界食堂と呼ばれる「洋食のねこや」扉には魔法が掛かっています。その魔法は毎週土曜日だけ「ねこや」と「異世界」が繋がるものです。異世界の各地に猫の絵が描かれた扉が存在していて、普段は魔法によって姿が消えていますがドヨウの日だけは姿を現し「異世界食堂」へと繋がるもの入口になるという機能があります。
またこの扉が1部を除いて僻地に現れることが多く、数が決まっていて1つの扉に1組のルールがあるため制限が掛かっています。そのため珍しい種族の人々が登場したりします。
常連客がまた一人…そしてお気に入りの料理が一番バトル
扉の関係上、人が沢山住む地域には少ないので廃炭鉱山や山の上や森の奥深など秘境などにあったりします。1巻では伝説のトレジャーハンターの日記を手に入れた冒険者サラが日記に記された廃炭鉱に隠されたお宝を探し、記述を手掛かりに扉を見つけ入店するお話から始まります。彼女はそこでメンチカツを食しこの店の常連となっていきます。
他にも伝説のサムライタツゴロウが愛したテリヤキや1人の騎士ハインリヒを救ったエビフライなど扉の先にある食堂に戸惑いながらも命を救われる場面や突然逃げ込んだりなどアクシデントが多く、そこで店主が出した料理を食べて思い出や美味しさに感動し常連客となるのでした。そしてその人達が知人を連れて行ったり旅をしながら紹介したりなどして、リピーターが増え異世界食堂の噂が少しずつ広まっていくのでした。
また常連客達は度々「この店で1番美味しい料理とはどれか」と議論しており、自分の好きな料理が1番だと皆自信を持っているので意見がぶつかり合い騒動に発展したりなどお茶目な一面もあります。私的に読んでいて料理に関する美味しそうな描写や登場人物達の熱い料理へのエピソードトークが好きです。1話完結でサクサクと読めるので続きが気になってしまいとまらなくなります。1巻で20話ほどお話が入っているので読み応えもある作品となっています。
ここまで内容についてまとめてみました。次からはアニメ化について紹介しようと思います。
テレビアニメ化
アニメ1期・2期について
アニメ化について株式会社SILVER LINK.(シルバーリンク)制作、2017年7月から放送された1期、株式会社オー・エル・エム制作、2021年10月より現在放送中の2期があります。それぞれ軽くまとめてみました。
すぐ振り返ることが出来見やすい(1期)
2017年7月より9月までテレビ東京、AT-X、BSジャパンにて放送されました。全12話(1話に2本入っており全24本構成)です。また日本国内 インターネット配信があり、その中でNTTドコモのdアニメストアが実施した「2017夏アニメ人気投票」で1位を獲得するなど人気がありました。U-NEXTなどの動画配信サイトに置いてありますので視聴することをおすすめします。
私的には1話1話がとても見やすくキャラクター達のイラストが綺麗で掛け合いなども好きでした。料理の描写も美味しそうで小説とはまた違った味わいを感じました。
現在放送中今からでも遅くない?!(2期)
2021年10月よりテレビ東京、テレビ大阪、AT-Xにて現在放送中となります。1期と変わらず日本国内 インターネット配信があり、現在3話まで放送されています。(2021年10月17日時点)まだ始まったばかりなのでリアルタイムで追うのにちょうど良いかと感じました。
私的には1期と比べてキャラクター達の見た目に違和感がなく、また好きなお話が放送された事もあり変わらず見続けています。中身に関して特に料理が更に美味しく描写されていると感じました。特に2話のビフテキを見た後、実際に食べたくなりました。
まとめ
今回ライトノベル『異世界食堂』について紹介しました。
現在アニメも放送されている旬な作品となっています。ファンタジーでありながら料理がメインかつ異世界の人達が主役である。この強みは『異世界食堂』の魅力であると思います。また原作は小説家になろうとなりますが加筆や書き下ろしも多く、毎回新刊を買うのが楽しみだったりします。是非これを機会に手にとっていただけたら嬉しいです。
またこのブログでは本の他にもゲームやガジェット、化粧品やショッピングサイトなど様々なものについて紹介しています。
また新しい事にも日々挑戦しています。今まで当ブログになかった記事として今後グルメ関係の物を作成しようか検討しています。今後も皆様に見ていただけるよう頑張っていきます。
最後となりますがここまで読んでいただきありがとうございました。
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