【小説紹介】ジャック・スパロウの冒険

書籍

はじめに

この記事を書き始めた頃、ネット記事で俳優のジョニー・デップがジャック・スパロウ役に関して子供たちへの思いとやり遂げたい気持ちを書いていたものを読みました。世界的にも有名な俳優で色々な個性豊かな役を演じている彼ですが、最近ではハリーポッターシリーズ最新作「ファンタスティックビースト」で主人公のニュート・スキャマンダーと敵対する悪の魔法使いゲラート・グリンデルバルド役を演じていました。

しかし自身の私生活におけるスキャンダルが起きてしまい、こちらの役を降板することになってしまいます。そんな彼ですがジャックスパロウ役に関して「ほんの30秒でもいい、子どもたちを笑わせられるなら」と記事で言っていました。とても印象深い内容のものでした。

ここまでジョニー・デップについて書いていましたが次から本題に入ろうと思います。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」では沢山の人を魅了する主人公ジャック・スパロウ ですが彼が海賊を始めた頃・少年時代のお話があるのをご存知でしょうか?

映画でも様々な冒険をしているジャックですが大人になる前、沢山の冒険や危険を乗り越えていました。今回彼の映画では知ることの出来ない少年時代を描いた小説「ジャック・スパロウの冒険」について紹介しようと思います。

ジャック・スパロウの冒険

彼の少年時代、海賊として冒険が始まるのが小説「ジャック・スパロウの冒険」となります。今回は1巻「嵐がやってくる!」と2巻「セイレーンの歌」の2冊を紹介したいと思います。

概要

タイトル  パイレーツ・オブカリビアン
ジャック・スパロウの冒険
著者ロブ・キッド
翻訳ホンヤク社
イラストジャン=ポール・オルピナス
出版社(日本) 講談社
発売日(1巻)2006年7月5日
巻数全12巻

かの少年の名はジャック・スパロウ

【1巻紹介】嵐がやってくる!

https://bookclub.kodansha.co.jpより引用

舞台は映画と同じカリブ海にある島トルトゥーガ。無法者や海賊、ヤクザなどが島を根城にしている場所である嵐の夜に「フェイスフル・ブライト(貞淑な花嫁)」と言う酒場に1人の少年が訪れる所から物語が始まります。少年の名はジャック・スパロウ。そこで彼は悪名高く誰もから恐れられていたトーレンツ船長が持っていた「コルテスの剣の鞘」を盗み、 酒場の娘であるアラベラ と共に打ち擦れられてたおんぼろ船「バーナクル号」でコルテスの剣と自由を手に入れるために島を出る。出向する前にひと悶着あり仲間となった、イギリス名家の子フィッツウィリアムや旅先で増えた仲間と共に冒険するのが1巻となります。

少年時代のジャックの始まりの物語であり、ここから彼の海賊生活が始まりました。

船が行きつく先とジャック・スパロウが見たものとは

【2巻紹介】セイレーンの歌

https://bookclub.kodansha.co.jpより引用

悪名高い海賊左足のルイを追いかけるジャック達。ルイの話と共に彼の仲間であるジーンが抱いている猫と共に過去の話を語る。その後に船は怪物に襲われ突然聞いたことのない綺麗な歌声がどこかから聞こえる。気付いた時にはジャック以外のクルーは石の様に動かなくなってしまっていた。そして彼にある集団が声をかける。

ジャック達の次の物語。彼にとって大事なものを探し出し、取り戻す旅の始まりでもあります。

ここまでジャック・スパロウの冒険について紹介しましたが、未来のお話となる映画「パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ」と主人公ジャック・スパロウについても紹介しようと思います。

パイレーツ・オブ・カリビアンとは

元々はディズニーランドのアトラクションだった!?

元々パイレーツ・オブ・カリビアンとはディズニーランドにあるアトラクション「カリブの海賊」を映画化にしたものになっています。

アトラクションの内容は、乗客がバトーと呼ばれるボート型のフロート式ライドに乗り、オーディオアニマトロニクス技術を駆使して造られた海賊、市民、動物、骸骨、などで再現されたカリブ海の海賊の抗争と失われた財宝を巡る冒険を体験するものになっています。テーマ曲は、ジョージ・ブランズとX・アテンシオ作曲の「ヨー・ホー〜パイレーツ・ライフ・フォー・ミー〜」です。

このアトラクションではキャストとしてジャック・スパロウが登場します。一時期ジョニー・デップ本人が登場して全世界の注目を浴びていました。

内容に関して軽く紹介

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ は2003年に作られたディズニー映画です。同年に公開された1作品目である「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」から始まり、2017年に製作された「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」までの全5作品が製作されています(2021年10月時点)

主人公は海賊船「ブラック・パール号」の船長である海賊キャプテン・ジャック・スパロウ。舞台は18世紀のカリブ海となっています。

1作品目ではカリブ海の港町ポート・ロイヤルの総督の娘エリザベス・スワンと子供の頃に救出された鍛冶屋の青年ウィル・ターナーが登場します。彼女が身に着けていた黄金の金貨を狙いキャプテン・ヘクター・バルボッサ率いる海賊たちが町を襲撃します。そこを投獄されていたジャックとウィルが隙を見て海軍の高速船「インターセプター号」をたった2人で奪い、トルトゥーガで船員たちを集めると、エリザベス救出のため「死の島」イスラ・デ・ムエルタへ向かうというお話になっています(続きは映画で是非ご覧ください)

どの作品でもジャックを主人公としてカリブ海を駆け巡りイギリス海軍や恐ろしい悪霊・はたまた魔女や同業者の海賊と駆け引きや戦い・時に心理戦などありの冒険物のお話となっています。またこの映画のサウンドトラックに収録された15曲目「彼こそが海賊(He is a Pirate)」は、本作およびシリーズを代表する楽曲となっていて、テレビなど様々なシーンで用いられているので一度聴いたことがあるかもしれません。

ジャック・スパロウという男

彼は派手な格好をしていて頭にバンダナを巻き、髪を結んでいて髭を生やした見た目をしています。たまに海賊がかぶる三角帽を愛用していますが基本かぶっていません。

言動も独特のフレーズを使い、同業の海賊すら話術でだましてしまうほど口が回る策略かでもあります。見た目によらず剣の名手でもあり、運動能力も高く、劇中ではロープを使い飛び乗ったり様々なアクションをします。

ただそれは彼の特徴でもありますが、特に変わっている点が2つあり1つは彼の船「ブラック・パール号」を愛している点です。彼は船長(キャプテン)なしで呼ばれることを嫌っていて名前だけで呼ぶと「キャプテンだ、キャプテン・ジャック・スパロウと呼べ」と訂正するほどです。これは自分の地位を誇示しているというより自分の船の船長であると言う気持ちが現れている証拠です。そしてもう1つは性格です。ジャックは自分を犠牲にしてでも相手のことを優先することがたびたびあります。良い点でも悪い点でもあり、人を救ったり騙されたりなど判断が難しい部分がありますがそこも彼の魅力の1つでありどこか憎めないキャラクターとなっています。

また様々な人や生物との交流関係や普段は北を向くが持ち主が一番欲しいものがある時はそちらを指す魔法のコンパスなどどこかミステリアスな一面もあります。

思わず海賊でありながらヒーローではないかと思ったり、コミカルな言動や動きで笑わせたりなど人間として色々な側面を表しているキャラクターです。

ここまで映画とジャック・スパロウについて紹介しましたが紹介しました。詳しく知りたい方は是非借りて見ていただければと思います。動画配信サイトなどでパイレーツ・オブ・カリビアンと検索すればすぐヒットすると思います。全作品の合計した興行成績は45億ドルを超えており全世界での知名度の高さが分かります。

感想

映画でのジャック・スパロウはそこにはおらずただ1人の少年がそこにいるのに最初違和感がありました。ただ、お話を読み始めると彼の面影がどこかに浮かんできます。1冊1冊のページ数がそこまで多くないので読みやすく時間があるときに読める作品だなと思いました。

コルテスの剣と自由を求めるジャック達。続きのお話でも数々の危険を乗り越えた先には一体何が待ち受けているのかその後が気になりました。

次回予告

・ジャックVS左足のルイ!?【3巻】 海賊競走(パイレーツ・チェイス)

・そしてついにあの剣が蘇る!?【4巻】コルテスの剣

次回は上記の2冊を紹介しようと思います。コルテスの剣を巡る争いも次の紹介で終止符が打たれます。ジャック達は新たな強大な敵と戦うことになるお話です。またこの記事が投稿されてからまとめて紹介しようと考えています。

まとめ

この本は冒険心を思い出させてくれると共に、どの人物(キャラクター)であっても最初から個性的で立派な人ではなかった事を教えてくれます。数々の冒険を経てジャック・スパロウは映画に出てきたような人物へとなって行きます。また次回はまた外伝として著者が別のキャラクターを主人公として書いていた別作品があるのでそちらも軽く紹介出来ればなと思います。

また、2020年6月に『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作が発表されました。主演はマーゴット・ロビーです。彼女はアメリカン・コミック「バットマン」に出てきた敵役をモチーフとした映画「スーサイドスクワット」で殺人犯ハーレイ・クイーンを演じた方として有名です。続報が出ましたら一緒に載せようと思います。

また、冒頭でも書きましたが私はジョニー・デップが演じたジャック・スパロウの役が大好きです。軽快な言い回しに他に見たことのないキャラクター性・明るさと慎重さを兼ね揃えた、彼にしか演じることが出来ない役だと思っています。

最後となりますがここまで読んでいただきありがとうございました。このブログでは本の他にもゲームやガジェット、化粧品やショッピングサイトなど様々なものについて紹介しています。興味がありましたら別の記事も見ていただけたら嬉しいです。

※ ジョニー・デップの想いを書いた記事を見つけました。そちらのリンクを置いておきますので興味ある方は読んで頂けたら彼の役に対しての想いが分かると思います。

https://theriver.jp/depp-sparrow-ssff/ より

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